3月下旬から6月上旬にかけて、晴天で微風が吹き、気温が上昇して眠気をもよおすような日、11時から16時頃にかけて対岸の景色が伸展や反転して海上にあらわれる現象。魚津のように季節を定め、しかも出現度数が多いのは、世界でも珍しいとされている。魚津の蜃気楼の最古の記録は、1698年に著された「北越軍談」で永禄7年に上杉謙信が魚津で蜃気楼に遭遇したとする記述がある。
魚津埋没林博物館は“埋没林”“蜃気楼”という自然の神秘に触れることができる博物館です。通称「ねっこランド」とも呼ばれ、国の特別天然記念物の埋没林をその場で保存、展示しています。常設展示通路、テーマ館、水中展示館、乾燥展示館、ドーム館に分かれており、テーマ館の2階ハイビジョンホールでは日本海側最大級の300インチハイビジョンスクリーンで大画面に映し出される迫力の蜃気楼や美しい魚津の自然の風景をご覧いただけます。水中展示館では出土した埋没林をその場所で体感でき、乾燥展示館では埋没林に直接触れることもできます。
魚津水族館は、「北アルプスの渓流から日本海の深海まで」「日本海を科学する」をテーマに、地元の水生生物の飼育に重点を置いた、特徴のある展示をしていて、約410種類の生き物を、常時展示しています。日本で最初に作られた「アクリル製水中トンネル」は、近頃では珍しい構造となっており、水族館の歴史を物語っています。海洋水槽では、「ダイバーによる海洋水槽お食事タイム・お話タイム(魚の解説)」、お魚ショーでは、「イシダイの輪くぐり」などの楽しい芸を見ることができます。また、ふれあい水槽では、水中生物と触れ合いを体験することができます。1階屋外プールでは、コミカルなしぐさが人気の「アザラシやペンギンのお食事タイム」も見ることができます。
魚津総合園内にあるミラージュランドは、富山県では唯一の遊園地としてファミリーや子供達に人気のスポットです。ミラージュランドのシンボルともいえる日本海側で最大級の大観覧車『ジャイアントホイール(高さ66m)』からは富山湾と立山連峰が同時に一望できます。園内には、2階建てメリーゴーランドやミラージュトレインなど小さい子供でも楽しめる遊具が12種類。さらに新しく加わった立体巨大迷路「ミラメイズ」や平成28年春には「ウォーターシューター」も新たに登場!冒険広場(無料)やバーベキュー広場、夏には海水プールもオープンし、ファミリーやカップルで楽しめます。
魚津港では水揚げされたばかりの旬の魚を鮮魚即売コーナーですぐにお買い求めいただけるほか、レストランではお好みの魚をお好みの調理法で賞味することもできます。鮮魚のほかに魚津ブランドの特産品も販売しています。
たいこや笛の囃子を鳴らし、はっぴ姿の若者の力によって三角形の船形万燈を豪快に曳き回すお祭りです。引き手も観客も一緒になって熱狂できる様はまさに魚津の夏の風物詩!豊漁と航海安全を祈願して贄(供え物)を神前に供え捧げたてまつるという言葉からきている「たてもん」は、高さ約16mもある大柱に、90余りの提灯を三角形につるし下げ、長さ10m、総重量5トンもあるそり台に立て、魚津海岸沿いから諏訪神社境内へ曳き回されます。何百という美しい提灯のあかりが夜空を彩る様は感動!町内の老若男女みんなが参加し熱狂する、魚津の郷土行事です。
※2017年12月1日にユネスコ無形文化遺産に登録されました。
せり込蝶六は、江戸時代、全国に口説を広めた、越後の瞽女(ごぜ)達により伝えられました。それを地元の先名米次郎、中森重次郎により、毎年お盆になるとお寺やお宮の境内で笠や提灯などを持ち、先祖の御魂を祈り、豊年を祈願して踊り明かしたのが始まりです。せり込み蝶六踊り街流しは、8月第1金、土、日に行われる、「じゃんとこい魚津まつり」のメイン行事の一つとして、最終日の日曜日の夕刻から開催されます。街流しは、地区や企業、団体などのチームごとに、趣向を凝らして踊られ、祭りの最終日を飾ります。
魚津市最大のイベント魚津まつりの期間中にメインイベントの一つとして行われる「じゃんとこい魚津まつり 海上花火大会」 は富山県内で行われる花火大会としては最大級の規模を誇り、2台の台船から打ち上げられる打ち上げ花火やスターマイン、水中スターマインなど海上花火大会ならではの花火もみられ、同日に行われる 「たてもん祭り」とともに沢山の観覧者が訪れます。